キミが大好きだから〜陽菜へ〜

キミが今誰のそばにいても、



それでもいい。



キミが俺のことを見てくれなくても



それでもいいんだ。



俺の音楽がキミに届くだけでいいから。




俺はあの日の音楽を全身で口ずさみながら、



空に向かって目を閉じた。



ゆぅさん。



俺、やっぱり音楽やってきてよかった。



過去にとらわれず、


未来に恐れず、


俺はこうやって音楽をつむいでいけばいいんだよな。




彼女にあわせてくれてありがとう。


つながることはなかったけど、


俺は今すごい幸せなんだ。



音楽を伝えたい人がいる。


それは一人でもいいんだ。


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