キミが大好きだから〜陽菜へ〜
タイムオーバーでもいい。
最後に伝えさせて欲しい。
俺の大切なものはキミそのものだったんだって。
キミがいるから俺の音楽が生まれる。
俺が生きていられる。
陽菜、愛してる。
やっぱりお前を愛してるんだ。
門に向かって駆け出した足は、大切なことを思い出して、
ふと立ち止まる。
もう一度、あれを俺の手に握らせてもらっていいかな。
たとえこの告白がキミに届くことはないとしても、
俺はもう二度と手放したりはしない。
そうして、俺はさっきのツリーの場所に向かったんだ。