キミが大好きだから〜陽菜へ〜

時間がキュルキュルと巻き戻り、


あの朝の時間でぴたっと止まった気がした。


けれど、



今の私は、


今のあなたは


あの時の私達とは違う。



でも、それは未来へ向かって伸びていく道。



呆然としながらも、嬉しくて嬉しくて


私は半分泣き笑いのままうなずいた。



瞬間、彼が私を抱きしめる。


ハルコさんも小畑さんも、そして紺野さんも


立ち上がって拍手をしてくれてるんだ。



「よかったね、ゆず」



その言葉にはっとしてハルトを見つめた。


「もしかして・・・」


「言うな!」


照れてもう一度私の頭を胸にうずめさせた彼の顔は今きっと真っ赤だと思う。



大好き。


大好き!



「もう絶対に離さない・・・お前が好きだから。二人で幸せに、なろうな」



ハルト!


何度でも言うよ。




愛してるよ!大好き!!




☆☆End☆☆
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