キミが大好きだから〜陽菜へ〜
パーティはもう始まっている。
演出上の関係で、haruが披露されるのは、
サプライズ企画となっていた。
イタズラ好きの社長らしいや。
音楽が流れ、会場の照明が落とされて、ステージが明るく浮かんだ。
俺は、ステージ袖で合図を待つ。
あ、やべ。緊張してきたかも。
その時、隣にいる紺野が耳元で
「haruサイコー」
とつぶやいてくれた。
なんだよ、それ。
でも…
やっぱサイコーだぜ、紺野。お前がな!