キミが大好きだから〜陽菜へ〜

そこで、もう一人の俺が言う。


これが、お前の望んでいたカタチだろ? と……。



俺はなんとか冷静を取り戻そうと


それ以上彼女の方を敢えて見ないようにしてなんとかステージから降りた。


招待されているマスコミ陣は、


突然降りてきたこのサプライズ企画に色めき立っている。



たくさんの質問をされるが、


俺の頭の中にはさっき見た画像がこびりついて離れない。



望んでたはずなのに。



これでいいんだ、と思ってたはずなのに。



実際目にするのは、、、辛い。





< 51 / 412 >

この作品をシェア

pagetop