キミが大好きだから〜陽菜へ〜
#3いちばん大切なもの
ヒカリ
あの一夜が明けて、
俺がharuに完全になった日。
そして大好きな人が、大好きで大事なかけがえのない存在になった日。
あれから、
パーティーから途中で抜け出したのが気に入らなかったのか、紺野が思いっきり仕事をもってきて俺の前に現れた。
今までだったら、
何とか理由をつけて逃げてたんだけど、
なんだか今の俺は
すべてにおいて無敵のような気がして。
しかも音楽をつくるのが今まで以上に楽しくて。
陽菜とほとんど会えないのがかなり苦しかったけど、
逆に陽菜と会うために俺は必死でがんばった。
待ってろよ。陽菜。