キミが大好きだから〜陽菜へ〜

***


あの夜、初デートってはしゃぐキミと観覧車に乗ったね。


「きれい・・・」


つぶやいて黙ってしまったキミだったけど、


あのときの気持ち。




多分同じことを考えてる、って思ったのは俺の方だけ?





「キミと見たこの景色を俺は絶対に忘れない」





多分、陽菜もそうだったろ?

気持ちが通じてる、って軽い言葉だけど、あの時は本当にそれを信じられたんだ。




観覧車の中のキス。


夜景。


どれもがとても大切な宝物になっていく。



俺は忘れないよ。



…また見に来ような、陽菜。



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