キミが大好きだから〜陽菜へ〜
重なる想い
「ハルト。ちょっといいか?あ、紺野さんも」
すっかり会社の一員になってるカズマが俺を呼ぶ。
なんだろ?
椅子に座ると、カズマが俺に仕事の話を始めた。
それは大学の学祭にharuとしてヒカリと出演して欲しいって内容。
「社長には了解はとってあるんだけど…スケジュールの確認をしてもらいたいと思って」
紺野がノートで確認してる間、俺は…
学校でライブ?
陽菜に会えるかも!
…いやいや無理でしょ。
なんてことをぼんやり考えてた。
カズマと細かい段取り合わせをする紺野の携帯が鳴り、紺野が席をしばらく外した。