キミが大好きだから〜陽菜へ〜
「haru、やっぱりお前ってすごいな!こんなチャンス二度とないぞ!」
待て待て紺野。いつものことだけど、いつも以上に話が全く見えてこねー。
紺野の話をまとめるとこうだ。
haruに大きな話が飛び込んできた。
アメリカ行き。
向こうの映画会社が俺の曲をえらい気に入ってくれてるらしくて。
なんと映画丸々一本の楽曲プロデュースというなんとも大きすぎる話。
…大きすぎるだろ!
紺野は興奮して自分のことのように舞い上がってたけど
だけど…
「俺行かないよ?」
「は?」
紺野の顔がひきつったまま固まる。
「お前…何言ってんだよ?」