ヤンデレ彼氏に監禁されて
手を引いて、台所まで連れて行かれる前に一つ、聞きたいことがあった
「鍵、増やしたんですか……」
何で付けたんだと、怒りたいが、敢えて抑えた
「ん?そうだよ。用心の為にね」
「用心……?」
逃げ出さない為か、念入りな、と彼の賢さを実感した訳だけど
「そ、用心。変質者が、侵入しないようにね。内側から鍵を掛けておけば、外側の鍵を外されようと、絶対に入れないからね」
賢いではなく、次元違いの頭を垣間見た
確かに、内側に鍵を掛けておけば、外から侵入というのは絶対にない
侵入という時点で、『外側から入る人』になる
だったら、侵入出来ていない段階なら、『内側』の鍵は外せないだろう
外側止まり
強いて言うなら、チェーンにも似た用心深さだけど
「鍵、増やしたんですか……」
何で付けたんだと、怒りたいが、敢えて抑えた
「ん?そうだよ。用心の為にね」
「用心……?」
逃げ出さない為か、念入りな、と彼の賢さを実感した訳だけど
「そ、用心。変質者が、侵入しないようにね。内側から鍵を掛けておけば、外側の鍵を外されようと、絶対に入れないからね」
賢いではなく、次元違いの頭を垣間見た
確かに、内側に鍵を掛けておけば、外から侵入というのは絶対にない
侵入という時点で、『外側から入る人』になる
だったら、侵入出来ていない段階なら、『内側』の鍵は外せないだろう
外側止まり
強いて言うなら、チェーンにも似た用心深さだけど