小さな世界
美しい青年は 回廊を歩いているものたちに 会釈をされていた。


やさしい微笑みを皆に向けた。

向けられたものたちは、幸せな気分になれた。



青年は その晩 あの声の主がだれなのか 気になっていた。


夢にまででてきた。


顔が見えないが、夢の中で 髪の色がわかった。

自分と同じく金色であった。
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