小さな世界
よく朝、青年は 上官らに 聞く事にした。



「塔の上から、美しい歌声が聞こえたのですが、どなたかいらっしゃるのでしょうか?」



眉をひそめる上官。

『あそこへは、行かないように・・・』


ただ事ではないと感じたが、説明はされなかった。


何か隠しているようであった。


青年は自分で探る事にした。
しかし青年だって、自分の立場をよくわかっていた。
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