小さな世界
姫は決断していた。

この小さな部屋とお別れをする事を・・・。


おつきに その事を告げた。
ひどく疲れた様子で 頷いた。




回廊を降り、城の内部に移りある部屋に案内された。


天井が高く、空と海をイメージした絵が民話のように描かれていた。



しばらく見とれているとドアがノックされた。


「どうぞ、お入りになって。」
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