小さな世界
さてと、姫は腰をあげて 軽やかに足をさばき 城へと向かっていた。


「 今日は、自然科学のお勉強。そのあと、音楽だわ! 」


声は 澄んだ美しいものでした。


きっと 歌声は、 すべての人々にやすらぎを与えるであろう。



しかし、姫の足もとに 影がのびていた。


影は 不気味な色をうつしこんでいた。



お城の旗は、赤。


風に、はためいていた。
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