小さな世界
遠くで 波音が、 聞こえている。


なんだか、心がやすらいでくるようだった。



窓からまぶしい光りが 姫の顔にさしこんでいた。


目をあけ まぶしさに くらくらしていた。


立ち上がり窓際に行ってみる。


きらきら光る波が反射して きれいだった。

ここは高い塔。


見渡す限り広い大きな海が 、目に飛びこんできた。


しばらく 美しい景色にみとれていた。


波打ち際には、 流木がうちつけられていた。


流れてきたようだった。



姫は おなかがすいていたことに 気付いた。


部屋を見回した。


小綺麗な部屋だった。


書棚の本を手にとってみた。


バタン


ドアが開いた・・・・
< 7 / 25 >

この作品をシェア

pagetop