Right Cross




アヤは何か嫌な予感がして目を覚ましていた




「あれ、起きたんだ姫。」


シェイルがにっこり微笑む



「うん…何か眠れなくて。」



「…あんまり無理すんなよ」




とロイドが頭を撫でた








そのとき―








「こんばんわ、お姫さん」







どこからか声がした




「誰だ!!?」






すぐにロイドとシェイルは剣を構える







「まぁ、そんな怒るなよ。ちょっと姫さんの力を見たくてね」




「なんだと!!?」






「あぁ、僕の名はアース。覚えといて?…じゃあね」



「…っ待て!!」






男の声が消えると同時に、何人かの男が飛び出してきた






ちっ、と舌打ちするとロイドとシェイルは飛び出して行った






「アヤはそこにいろ!」







残されたアヤは一人考えていた




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