nicotiana
「わりぃ、待たせたな」

「うんん、大丈夫」


んで何?というと優華は切り出しにくそうにしていたが

意を決して口を開いた


「この間の返事なんだけどさ、やっぱ宏とは付き合えない。宏は大事な友達だし優華の返事で今の関係崩れるのも嫌だったけど、でもやっぱり考えても答えは変わらなかった」


ごめんねと言いそうになるがその言葉を言ってはいけないような気がして飲み込む


「そっかー。まーそう言われるのわかってたけど実際言われるのつらいなー」


と苦笑いしながらいう宏をみて優華はなんて言っていいかわからなくなる


まーこれからも友達でいようなと言い残し宏は帰っていった

優華は一人ブランコを揺らしながらさっきの宏の顔思い出し

少し胸が痛んだ
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