flower music
私は島の昔話を思い出した。









もしも私がこの島に居続けたらまたあの話が繰り返されるだけ。









『日向は………もう、お前の事を知っておる。向日葵、悪い事は言わないから今すぐ別れなさい。』









『っ…………例え………相手が……お祖父様の親友の………孫の海斗だったとしても………?』









私は泣きながらたずねた。









『青龍の所のか……!?』









おじいちゃんは心底びっくりしてるようだった。









『まぁ………今日はいい………また後日話そう………』









おじいちゃんは消えるような声で言った。
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