flower music
『海波(みなみ)………』









そこには幼なじみの海波がいた。









海波はまたとある財閥の妻としてつかえている。









そして私と同じ悲しみを背負った人――









『海波はいいよね…海斗君いない……』
『海斗ならいたわ。』








『えっ!?いたの?』









『ええ。あれからちっとも変わっていなかったわ。青斗さんに似た来たみたい。』









『そうよね。青波(せな)君は海波に似てるから。』









『そう言う向日葵ちゃんも花梨にも光輝さんにも似てるわ。』









『撫子もね。』









そう、海波は









海斗君の母親だった。
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