flower music
『おい。もしかして風邪引いてんじゃね!?』








『違うよーー。自分の事は一番自分が分かってんだから大丈夫!!』








『無理、すんなよ?』








カァァーー









『おい!!お前顔が真っ赤だぜ?大丈夫か?』








『もう!!海斗のバカ!!早く行ってよ!!』









『何だよ!!??』









私はそれっきり黙ってしまった。









海斗の背中ってあったかいな……









意識が薄れる中私はそんな事を考えていた。








この背中に何度守られてきたのだろう?









海斗は私の彼女になって迷惑になっているのでは?









たまに考えてしまう。








いつかは捨てられてしまうのだろうか?









私はそんな不安に押し潰されそうになりながら眠ってしまった。
< 197 / 400 >

この作品をシェア

pagetop