flower music
顕一には小5になる、妹の棗{なつめ}ちゃんがいた。









顕一はその棗ちゃんと一緒に私の屋敷に住み込みで働いている。









棗ちゃんには一応、メイドさんをやってもらっている。









この棗ちゃんには時々相談にのってもらっている。









もちろん顕一の事で。









「棗ちゃん!!」









この日も棗ちゃんに相談した。









「百合花姉様、また兄が何かやらかしたのですか?』









『それがさ、顕一が私を副文化際実行委員長に任命したのよ!?』









『お姉様!!それって脈ありって事ではないですか!!』









『だけど私目当てに任命したなら全部仕事、押し付ける!?しかもあんな発言とかしたんだよ!!』









そして私は約一時間、棗ちゃんに愚痴っていた。









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