flower music
「顕一・・・。私は別に優勝なんか望んでないから白状しなさい・・。」








百合花がなだめるように言った。









「百合花お嬢様。私は別にずるなどしておりません。それに百合花お嬢様を助けるのが私の役目でもありますし、この問題は執事検定試験のリハーサルにそっくりでしたから。」









でた、顕一君の営業スマイル。









執事として仕えている時はいつもそうなんだろうな・・・。









てかいつのまにか敬語になってるし・・。









そんな私達の会話などお構いなしに女子達の歓声が響いた。









「続く女子の第二位は・・・」









たぶん知らない人か鈴蘭だろうな・・・。









そう思っていた私の考えは見事に外れた。









「夏花向日葵さんです!!」









ふーん、誰だろう・・・?








てか・・









「えええええええええ!!!!!!!!!」









私が第二位!?









採点ミスなんじゃない!?
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