flower music
日向はフッと笑い、





『最初からそう言えばよかったのに。』




と、言ってきた。





そんな日向をあたしはきつい瞳で睨み返す。





『出発は、いつがいい?』




『………せめて、大晦日まで待ってよ。』





最後の年くらい、ちゃんと海斗と祝わせて。




もう、





会えなくなるから。





『分かった。』





そう言って、日向は出口へと向かった。





そこで




『………1つ、言い忘れてた。』





『………何?』





『もしも、俺の言う事を聞かなかったら、









島がどうになっても知らないから。』









そう言って日向は屋上から出ていった。




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