flower music
『♪~♪♪~』





『………上から?』





青依の携帯の音楽は、上から鳴っていた。





ここから上に教室はない。




『…………屋上か…。』





俺は急いで屋上に上がった。






ガチャン!!!!!





屋上の扉を開けば辺りは海一色。






そしてその中に、









倒れている向日葵がいた。





『向日葵!!!!!』






俺は急いで駆け寄った。





いくら島国だからと言っても12月。






ずっと外にいれば凍え死ぬ寒さだ。





幸い、向日葵は気絶していただけだった。




だが、かなり体は冷たかった。





『…………向日葵。』






一体何があったんだ?




< 344 / 400 >

この作品をシェア

pagetop