flower music
俺は向日葵をくくりつけて自転車で帰った。





相変わらず、向日葵は冷たい。






そして向日葵の体が俺に触れている事に心臓がドキドキした。





『…………海斗。』





突然向日葵が俺を呼んだ。





(……寝言かな?)





夢の中でも向日葵の傍にいれて、少し嬉しかった。





『………あたしね?

………まだ

……海斗に一緒に

………いたいよ。

………ずっと一緒に

………いたかったのに

………あたしから

………手を離して

………ごめん。

………でも

………あたしは海斗が

…………一番好き。









………愛してるから。』
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