flower music

てかいきなり急展開過ぎ!!


『鈴蘭……。』


『絶対あんたを好きにならさせるんだから!!


覚悟しなさい!!』


涙ながらに抱き締めながらも、しっかりと鈴蘭は宣言した。



よかった……。



『ようやく、あいつも運命な人が現れたな。』


巣立ちを祝う親鳥のような視線で、日向を見る海斗。


『うん。幸せになってほしいな。』


日向には辛い想いをさせたから。









『……さぁて、ここからは現実的な話を進めるわよ。』


『『はい。』』



『まず二人、


あなた達は婚約者同士と言う決断を受け入れる？』



そんなの……



『『受けます。』』


『それは、“花宮 向日葵”“魚沼 海斗”としての取り決めです。


あなた達は今後、花宮 向日葵・魚沼 海斗として行きますか？』


花宮 向日葵……。


夏花 向日葵の名前も気に入ってたのにな……。



でも、



『それで海斗と一緒に入れるのなら、あたしは受け入れます。』


『俺も。』


海波さんは、深く頷き、


『じゃあ、中学校を卒業したら、あなた達には上京してもらうわ。』


『『上京………。』』


つまりこの島を離れるって事？