flower music
『でしょ?』
あの時の気持ちなんて同じ経験をした海斗ぐらいしか分かんないだろう。









『だから俺を信じて欲しいんだ。俺は絶対向日葵を捨てたりしないから。傷つけないから。』









そう言って日向は私をギュッと抱きしめた。








私は暖かい物に囲まれた感じがした。









何となく安心感が漂った感じだった。









だけどそれと同時に罪悪感も生まれた。









誰かに見られたらいけない…









そう思った瞬間私は日向を突き飛ばしてた。








『向日葵?』
『やめて……』









それだけ言うと私は家へ急いだ。
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