青い光と影の路~ 二人のブルーアイ
(気持ちいい…)


まだ水は冷たかったが何もまとわない身体には

何もかも洗い流してくれるようで

心身共に軽くなる気がした



その時


(ガサガサッ)


サキは驚いて音のする方に振り向いた


‘だれ!?’




木の陰から


長身で黒いスーツを着て


少し長い髪が風になびいていた




「驚かせてすまない」


と頭を下げた


男性が立っていた…
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