春の終わる日
 ゴールデンウィーク明けから始めたこの図書館のバイトは司書の補佐という役割だ。

 補佐と言っても学校の図書委員みたいな仕事で受付で本の貸し出しの手続きをしたり、返却された本を元あった本棚に戻したり、利用者スペースの掃除をしたり…そのぐらいの仕事。



 ただ思ってたよりも本の仕分けや整理が力仕事な事にびっくりした。

 それとここの司書をしているおばさん、えっと大垣さんには「男手があって助かる」って喜ばれたぐらい。


 そのぐらいしかここにきて何かを感じることはなかった。
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