キレイゴトの書「the beauty」
茨の園の姫君
滴り落ちる 血蜜の味は
まるで他人の 不幸のようで
仄かに香るは死の匂い
あなたはこれを飲み干せるの
錆び付いた真実を知るより私
綺麗に着飾る嘘を選ぶわ
だから私 今日も一人楽しく
茨の園でミルクティーを飲むの
美しい王子様なんて来ないわ
迎えに来るのは傷だらけの兵士
だから私 今日も一人楽しく
茨の園でミルクティーを飲むの
あなたもいかが?