キレイゴトの書「the beauty」
溶くのは、そう
凍りついた私の心は
二度と溶けることも無い
だってこの世に温もりなんて
決して在りはしないのだから
錆び付いた正義の剣も
二度と抜かれることは無い
だってこの世に悪なんて
きっと存在しないから
冷たい壁に囲まれた部屋
そこに居るのは死んでしまった
虚ろなる目の私だけ
きっと私はもう“死んでいる”
ああ、助けてください
この凍てついた私の心
溶くのはきっと
あなたの、その