芸能人に恋をしたⅢ
「…流星」


あたしは、流星さんの事を流星と呼ぶようになった。




「彩菜、キレイだね。」



「ありがとう。」


鼻がツーンとする。



「若いお2人にしましょ。」


そう言って、お母さんは楽屋を出ていった。


「本当、キレイだ。シンデレラみたい。」


そう言われると泣けてくる。



「こら、泣いちゃダメだよ。せっかくの、化粧が台無しになる。」



そう言われて、泣くのを我慢した。



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