芸能人に恋をしたⅢ
「彩菜ちゃんだよね。今日の、撮影よろしく。」


いつの間にあたしの、目の前に来ていた矢倉さん。



てか、いきなり下の名前で読んでくる。


あたし、こうゆう馴れ馴れしい人苦手だな。


でも、仕事だから我慢しなきゃ。


「矢倉さん、よろしくお願いします。」


「彩菜ちゃん、寂しいなぁ~。下の名前で呼んでよ。俺も、彩菜ちゃんって呼んでるし。」


いや、それは勝手に矢倉さんが呼んでるわけで…



でも、そんな事言えないよ。


あたしより、芸歴長い先輩だから。


< 37 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop