芸能人に恋をしたⅢ
結構、切ってから経っているのか傷は薄れている。



でも、痛々しい。



「彩菜ちゃん、ゴメンな……」



自然とそんな言葉が出てくる。




小さな心が悲鳴をあげている事に気付かず、俺は、彩菜ちゃんにこんな事をさせてしまったんだ。













それから2時間。




俺は、ずーっと彩菜ちゃんの手を握っていた。



「ん、んん」




彩菜ちゃん寝返りをうつ。




それからしばらくして、彩菜ちゃんが起きてきた。


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