芸能人に恋をしたⅢ
「別れませんよ。」


流星さんが社長に向かって言う。



「あたしも、別れません。」


強くあたしも言った。



「よし、約束だぞ。これから、ファックスで報告するからな。」


そう社長は、言った。



認められた喜びで、涙が溢れでる。




「彩菜ちゃん、これから学校に行って。まだ、午後から間に合うだろう。」



社長が言う。



「はい。」


「流星くんは、これからドラマの撮影が入っているだろ。行けよ。」


「はい。」


あたしたちは、社長室を出て、小池マネージャーの車に乗って、学校に向かった。

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