先生と私の境界線

1章 片思いの心

やってきた、おっちょこちょい先生

「ぎゃーぎゃーうるさいんちゃ!!」
わたしがいつも先生に小さな声で言ってる言葉。



わたしの名前は、伊藤　愛梨(まなり)。
アニメが大好きで先生という物が大嫌いだった。



今年からわたしは中学3年生。
わたしが通ってる学校は中高一貫部で、高校受験がないので彼氏or彼女持ちの人はよくデートをして遊びまくっている。

わたしもしたい･･･
息が詰まりそうな恋が･･･

そう思いながら毎日を過ごし、先生を嫌っていた。




-始業式-

「よし!!今日から中学3!!いっぱい青春して、そして恋をして彼氏作るぞ!!」
そう言ってわたしははりッきった。
「なんで愛梨ってこんなに朝からテンションが高いん？」
と友達の眞弥が飽きてた顔で言った。
「だって、先公が居らん時ぐらいは楽しまな!!青春は一度きりなんやけん」
とわたしは笑顔で言った。
「まあ愛梨らしいけどね。」
と友達の美聖(みき)が言った。
「そう言えば、愛梨何組やったあ」
と眞弥が私に聞いてきた。
「えっとねー、Ｂ組ばい」
「おぉー！！一緒やん」
「マジで！！やったあ！！もぅ眞弥大好き！！」
「わかったっちゃあ」
眞弥は飽きれた声で言った。
「美聖は何組?」
私は美聖に聞いた。
「うちも一緒、Ｂ組ばい」
「おぉー！！結構仲良しっこ揃っとるやん」
私は仲良しの友達がクラスが一緒で嬉しかった。
「いいなぁ～。みんなＢ組揃っちょるやん。」
と友達の蓮が嫌な声で言った。
「蓮は何組やったん?」
と私は蓮に聞いた。
「うちは、Ｃ組。しかも話す人居らんのちゃぁ」
「マジで！！それめっちゃ最悪やん」