君の名は・・・。

美少女の秘密

「こんにちわ、山下翔子です。宜しくお願いします」

突然、美少女がやって来た。
その子は山下翔子と言うらしい・・・

「この学園は初めてなので分からないことがありますのでずうずうしいのですが・・・分からなかったら教えてください」

「はいっっっ！！」

クラスのみんなが一斉に声をあげた
でも、なんか綺麗だな、私は到底及ばない・・・。

「そうだ、そうか、お前の部屋って空いてるよな？一人分」

「はい、空いてますけど・・・」

「翔子、お前はそうかの部屋にこれから住んでくれ」

「はい、分かりました」

・・・ん？
ってえぇ～


私は海野そうか、16歳。なんかの理由でここにるけど・・・まさか美少女が私の部屋と一緒に暮らすなんて・・・なんかハッピーな気分★


・・・と思ったんだけど。



＊　　＊　　＊


夜。

私は、『山下翔子』が、先に私の部屋に行って荷物を整理しているようなので、
みんなより一足先に帰って、あいさつをしようとした。


自分の部屋のドアを開けるなり・・・いきなり、ありえない光景を見た。


「・・・え゛！？」

バタンッ！！

思わずドアをしめた。

だって・・・えぇ～！？そこには・・・。

「・・・・・・」

おそるおそるドアを開けた・・・。

「・・・・・・」

「・・・・・・」

・・・やっぱり。そこには“男子”がいた！！
ってここ女子寮だよねッ！？

てゆーか、この男（ひと）・・・どっかで見たよーな？？

「・・・見た？」

「・・・なんで男子がぁ・・・ッムグ」

口をふさがれる。
・・・男の子の手・・・。

ってやっぱり、今日転校してきた『山下翔子』じゃない！？


「バレたなら、しょうがねぇよなぁ」

「え・・・。」

その瞬間。

「絶対黙ってろよ。」

「・・・！！」

翔子の声が耳元でささやく。

ってえぇ～～～～～～～～～～ッ！？

翔子は、男の子！？

・・・・・・平凡とは、ほど遠い
私のおかしな女子寮生活は始まったのです。