君の名は・・・。
* * *

山下 翔子(やました しょうこ)。本名は山下翔平(やました しょうへい)。
正真正銘の男の子。
なぜだかよく分かんないけど・・・女子学園にいる。
最近転校してきた美少女で、めちゃくちゃ騒がれてる。
偶然あたしのルームメイトだったから、あいさつに行こうと思って
自分の部屋に行ったんだけど・・・。
・・・まさか男の子だったなんて。

「あの、翔子様・・・プリン作ってきたんです。よかったら・・・」

「ありがとう♪」

・・・・・・。

「あの、翔子様。お肌のお手入れは、してらっしゃるんですかぁ??」

「特になにもしてないわよ?」

・・・・・・・・・。

にしても、みんな騙されまくってるしッ!!
そいつ、男だから!!

冷静になるため、お茶を飲む私・・・。
ん?・・・普通逆じゃないの!?


「じゃぁ、下着は??今日は何色ですの??」

え゛!?なにその質問!!
そんなのしょうへ・・・翔子が答えられるわけ・・・

「白だよ」

「「へぇ~~~~」」

「ぶは!!」

↑吹いたね。さすがに。
な、なんで下着の色なんか・・・!!

私はしょうへ・・・翔子に耳打ちをして聞いた。

「ちょ・・・なんで下着の色なんか・・・(小声)」

「お前の下着を借りた」

「はぁ!?ぎゃー!!うそでしょ!?」

「体育の授業の時あやしまれるじゃん?」

「だからって・・・っ」

人の下着を勝手に使うなよ!と心底思った。

「どうしたの?そうかさん」

「い・・・いや・・・。」

やばい やばい。バレるとこだったわー。
・・・ってなんで、こいつの心配してんのよ!








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