君の名は・・・。
「あ、あのね・・・今日はちょっと・・・」

「なんで、そうかさんが答えるのよ??」

「えっと・・・」

それは・・・なんと申し上げますか・・・。

「じゃぁ、行きましょー」

あぁ・・・。
そして、よろよろ歩きながらも、自分の部屋まで来た。


* * *(翔平side)



「ヅラ・・・そうか見つけてくれたかな?」

なんか不安なんだけど・・・。

「あのーっ」

「・・・は!?」

・・・この声は・・・同クラの女子の声?

「「風邪をひいたと聞いたので、お見舞いにきましたー。」」

「・・・・・・」

おいおい。なぜ来てる。

・・・ドアの前で止まってる・・・よな?
けど中へ入られたら・・・

ヅラがない=男子

・・・バレる。

「すいません・・・。ゴホッゴホッ・・・中へは入らないで・・・?」

「「え!?なんでですか!!」」

んー・・・どうしよう??

「インフルエンザみたいなの・・・。ゴホゴホッ・・・うつしちゃうと・・・ヤバイでしょ?
ごめんなさい。でも、ありがとうね?みんな」

「私たちのために、そんな気遣いを~!!(涙)」

あー(汗)泣いちゃったよ・・・。


* * *(いつものそうかside)

すごい・・・翔平。
とっさの嘘をまぁベラベラと。
でも、そんなドラマみたいな会話があり、女子達は果物を置いて、泣きながら帰っていった。
・・・助かったぁ~。

(部屋の中)

「お前・・・」

「ごめんってば・・・」

私は部屋の中に入り、事情を説明。
・・・怒られた。

「ったく。・・・で?ヅラは?あった??」

「ううん。まだ・・・」

「ちくしょー。どこにあるんだよ!!」
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