月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
だけど
私は溺れる
触れられただけで気絶しそうなくらいの彼の妖艶な姿
誰もが彼に縋ってでも、与えられたいほどの快感
事実
私が見入っているのだから
あんなに心までもは奪われないと決めていたのに、理性は何処に行ったのか
私はこうして今日もベッドの上でウァルドの玩具と化している
『求めろ…もっと…もっと…。』
耳元で囁かれれば、頭の中は真っ白になり、欲望が活気をつける
まだ、2回目なのに
もう彼の忠実な玩具になりかけていた