月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「私がそれに行くのですか…?」


『ああ、おまえがだ。』


ウァルドが断言する


『んー、それはシルフィアちゃんに任せるで。
行きたくないんなら行かんでもええ。
行きたいなら行ってもええ。
好きにしとき。』



仁も私に言う



私は、ウァルドが私の事を必要としてくれているのならば、



「はい、行きたいです。」


その期待に答えるまで



『よし、出発の準備をしろ。』


ウァルドがメイド達を呼んだ





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