月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「でもなんで仁が…。」


『シルフィアちゃん、忘れてへん?
俺もランクの高い悪魔なんやけ、招待されとるんやで。』



「あ…そうか。」


『しゃあないもんなぁ…。
身近すぎて忘れる事もあるし。』


仁はフムフムと頷く


『早く行くぞ、遅れる。』


『はぁい、ほなシルフィアちゃん行こか。』



「あ、うん。」


大きな扉を開けて、私は中に踏み込んだ





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