月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
まだ…私には支えられないのかな
心に決めていたが、今のウァルドの笑顔でより不安になった
私の顔も歪む
すると、後ろにグイッと引っ張られた
「!!?」
ウァルドもビックリしていたが、私は思いっ切り引っ張られてそのまま連れていかれる
「仁!」
『大丈夫や、今からダンスが始まるだけやし安心せい♪』
仁はニカっと笑って、スピードを緩める
「ここ…。」
仁に連れてこられたのは、広く、だけど誰もいない庭だった