月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



ピンッと仁が私のおでこにデコピンをした


「痛っ!」


『だぁかぁらぁ、そないな顔すんな!
俺が嫌なんや。』



フッと仁が微笑む


私は涙が溢れた



「だって…私…私っ…!」



そんな私をみた仁が私をフワリと包み、耳もとで優しく囁いた



『言いたくないんやったら、言わんでええんやで。
無理する顔も、見たくない。』



甘えてしまう


貴方の優しさに



どうしてそんなに優しいの…?





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