月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
愛着の決闘
『…………シルフィア。』
ふと、誰かに呼ばれて閉じていた瞼をゆっくり開いた
この声は………
「ウァルドっ!!?」
声がした方を向くと、ウァルドが悲しそうな…そして怒りを隠せぬ表情で立っていた
『所詮、おまえも裏切るんだな。
心配して来てみたらこれだ、俺以外の奴に身を寄せていて…。
失望したぞ、シルフィア。』
「ウァルドっ!
違うの、私はっ…!!」
『言い訳なんて聞きたくない…っ。』
ウァルドは声を少し荒げた