月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



私は唖然と仁を見つめる


『いゃん♪
そんなに見つめられちゃ照れるわ♪』



……………これが2位?


『あーっ、シルフィアちゃんそないな冷たい目せんでもいーのにっ!』


「だって仁が2位なんて…。」


『まぁ、俺でもやる時はやるんやで!
ちゃんと好きな子は守りたいし…。』



最後なへんが小声になりながらも、仁は自慢げに言った


でも…本当ウァルドが不利だよ…


『関係ない、意地でも勝ってやる。
シルフィアは渡さない。』



‐ドキン‐


でもそれは私があなたを壊した人の末裔だからなのよね…?


私をもっと苦しめたいからなのよね?


わかってる



わかってるけど


違う感情を期待してしまうの…





< 136 / 391 >

この作品をシェア

pagetop