月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
私は唖然と仁を見つめる
『いゃん♪
そんなに見つめられちゃ照れるわ♪』
……………これが2位?
『あーっ、シルフィアちゃんそないな冷たい目せんでもいーのにっ!』
「だって仁が2位なんて…。」
『まぁ、俺でもやる時はやるんやで!
ちゃんと好きな子は守りたいし…。』
最後なへんが小声になりながらも、仁は自慢げに言った
でも…本当ウァルドが不利だよ…
『関係ない、意地でも勝ってやる。
シルフィアは渡さない。』
‐ドキン‐
でもそれは私があなたを壊した人の末裔だからなのよね…?
私をもっと苦しめたいからなのよね?
わかってる
わかってるけど
違う感情を期待してしまうの…