月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『ようやく決まった事だ。
ここでその決闘をしてはどうかな?』


『え?』


仁が間を抜けた声をだした


『…好意に甘えてはどうだ?
それとも、俺に負ける姿を公衆に晒したくなくて怯えているのか?』


『カッチーン、随分自分ナメとるな。
図にのるなよ、ウァルド。』


自分でカッチーンって言ってるし


仁って本気なのか、おちゃらけてるかわかんない時があるのよね…


『じゃあ、やるのでOKだね?』


バラン様が言う



『上等!』


仁が大声で言った





< 141 / 391 >

この作品をシェア

pagetop