月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「そんな…中途半端な気持ちなら決闘で私を取り合わないで…!
私なんかのせいで争うなんて…見ていて辛いんだから!」



『だが…!』


ウァルドが叫んだ


『おまえは本当に俺で後悔しないのか…!?
俺は今さら気付いたんだ。
それまでにおまえを何度も泣かせて…。』


くっとウァルドが毒づく


『俺は…おまえをあの女の末裔だから嫁にした!!!
この気持ちも、おまえの事が憎いからだとずっと思ってた!』



ウァルドが私から目を背ける







< 149 / 391 >

この作品をシェア

pagetop