月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
孤高の身体
ギシッ………
『綺麗………、綺麗だわ…。』
ツゥッと指先が滑らかな肌をなぞる
『うふふ…。
幸せ。
ずっと私のものよ。』
綺麗に調った唇を少女が奪う
小さくされた身体はいつの間にか元の姿を取り戻していた
クチュと唾液の交ざる音が部屋に響く
それだけ室内は静寂に包まれていた
『また戻ってきた。
ウァルド…、もう絶対に私の前から消えないで。』
その表情は幼かったが、彼女がしている行為は明らかに大人だった