月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『シルフィアちゃん!!!』
「っ!!」
仁の声でハッとする
『大丈夫かいな?
顔色悪いけど…やっぱウァルドか?』
仁が私を心配そうな目で見る
「仁…私どうしたらいいの?
わからない…。
どれだけ考えてもわからないの。」
『そんなはずない。』
仁がキッパリ言う
『シルフィアちゃんの中では、もう決まってるはずやで?』
確信に満ちた目で私を見つめた
「私は…………………ウァルドが好き。
…それは誰にも譲れないわ。」
仁は満足そうに頷いた
『ほな、ウァルドを取り返しますか!』